250字物語            参話【死にたかった私の怪異と縁を結んで幸せになった物語】

私が周りを見渡していると後ろから足音がした。
怖くなりその場から逃げだそうとした次の瞬間、私の後ろから「まふゆ、今までよく頑張ったね。ここはもう何も怖いことはないし、怖いこともしないから大丈夫だよ。ずっとまふゆがされていたことを見ていたのに助けてあげれなくてごめんね。」と声がした。私はすぐに後ろに走り出し、私の名前を呼んでくれた人に抱き着いた。抱き着いたとたんに私は泣いてしまった。その声はずっと聞きたかった声で、ずっと探していた人の声だったからだ。

                    いくら04

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