250字物語            弐話【死にたかった私の怪異と縁を結んで幸せになった物語】

私は、あの世とこの世の境と言われている道を目指して走った。
そこについたときには、空はとても暗く不気味だった。だがそれよりも、暗く、黒く、不気味な道が私の真横にあった。
少しの恐怖があったが、私は今の生活よりあの世へ行ったほうがましだという思いと、何かに呼ばれているような気がして暗くて、黒くて、不気味な道の中へと入っていった。
道の中は、幻想的で私の心がどんどんあったかくなっていっているような気がした。私が周りを見渡していると後ろから足音がして…

                     いくら04

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