250字物語            壱話【死にたかった私の怪異と縁を結んで幸せになった物語】

これは私が怪異と縁を結んだ物語…

 二年前、私は自分の家を飛び出した。家を飛び出した理由としては、学校暴言暴力いわゆる虐待を受け、自分が感じている感情が分からなくなり、味も感じず、表情も顔に出なくなってしまって、死にたいと思ってしまっていた。だから私は、そんな生活が耐えられなくなって、もしかしたら自分を取り戻せるかもしれない場所へと逃げ出した。この町の人々が恐れているとても暗く、黒く、不気味なあの世とこの世の境があると言われている道を目指して…

                    いくら04

#つくってみた

この記事が参加している募集